時間軸。

大変失礼な言い方にはなるのですが、糸井さんなど、ご老人の方々のお話を聞いていると、(じっさいにはほとんどが読んでいると、です)1年2年があっという間に過ぎる。すでに経験したことを、話にしているのだから、あたりまえっちゃぁあたりまえだ。

そして、1年2年というのは決して短くはないと思う。なにか楽器を始めれば、きっと1年くらい経てばそれなりにできるようになるのではないかな。ぼくは毎日適当に考えたことを書いたりしているが、本当に5日毎くらいで考えがかわってることもある。

1年は相当長いもんだ、とおもって話を聞くと、その人の1年と、自分がイメージしてる1年の寸法がちょっとずつ噛み合ってくる。噛み合ってくれば、その話は単なる老人のたわ言、説教ではなくなるんじゃないかな。

僕はご老人の話がとっても好きなんです。特に若い時はこうだったけどね、というセリフを言えるじいさんばあさんは大好きです。なっがくてしんどい1年を繰り返して繰り返して僕の3倍以上も生きている人の事を、従順に、とは言わないけど、投げやりに聴きたくはないなぁ。